
競技力の土台をつくるAPD。心と身体を育てるプログラム
競技の練習を重ねていると、技術だけでは説明できない課題に出会うことがあります。試合の大切な場面で集中を保つこと、練習を続けるための身体をつくること、疲れたときの回復を考えること。IMG AcademyのAPDは、そのような競技力の土台に幅広く向き合うプログラムです。
APDは「競技を支える総合トレーニング」
APDはAthletic & Personal Developmentの略で、IMG Academyにおける総合トレーニング部門です。競技そのものの技術練習だけでなく、フィジカル、スピード、メンタル、栄養、リカバリー、スポーツサイエンスを組み合わせ、アスリートに必要な能力を総合的に伸ばすことを目指します。
得意な競技を伸ばすために、競技以外の土台にも目を向ける。これがAPDを理解する一つの入り口です。筋力だけ、精神面だけと切り分けるのではなく、心と身体、日々の習慣を一つのつながりとして考えていきます。
主に扱う6つの分野
元サイトでは、APDで鍛えられる分野として、フィジカル(筋力・持久力)、スピード・アジリティ、メンタル(集中力・自信・試合準備)、栄養指導、リカバリー・ケア、スポーツサイエンス分析が挙げられています。競技を問わず、選手が自分の力を発揮するために関わる分野です。
例えば、走る速さや方向転換の動きは、多くの球技でプレーを支えます。集中や試合準備は、相手や状況が変わっても競技に向き合うために大切です。栄養や回復を考えることは、練習と日常生活を結び付けます。ここで紹介しているのはAPD全体の分野であり、大分での各セッションの具体的な内容は正式な案内をご確認ください。
同じ競技でも、選手の年齢や経験、得意なこと、課題はさまざまです。「今の自分は何に困っているのか」「いつ力を出しにくいと感じるのか」を整理しておくと、APDの説明を自分の経験に引き寄せて受け止めやすくなるでしょう。気付いたことは、普段の指導者や保護者と話すきっかけにもなります。
大分のプログラムでは5競技の全員が対象
大分県ジュニアアスリート世界挑戦プロジェクトでは、テニス・バスケットボール・サッカー・ベースボール・陸上競技の参加者全員がAPDの対象です。競技別のプログラムと合わせて、アスリートとしての総合的な成長に触れる構成になっています。

APDの受講時間は各75分です。3月20日は10時に各競技のGroup2・3、13時に各競技のGroup1を対象とする案内が掲載されています。3月21日も同様に10時と13時の枠があります。実際に参加する競技グループとAPDの対応は、受講ガイダンスで確認してください。
競技別の120分とAPDの75分は別の枠です。競技の開始時刻だけを見て来場時刻を決めず、両方の案内を照合することが大切です。会場やグループ、担当コーチ、持ち物は順次発表され、受講ガイダンスは2027年1月31日までにお知らせする予定です。
IMG Academyが大切にする「人間力」
IMG Academyの教育は、スポーツの上達だけでなく、メンタルパフォーマンス、リーダーシップ、コミュニケーション、自己管理、国際協働力にも目を向けています。スポーツを通じて強い心と自立を育てることが、元サイトでも特徴として紹介されています。
自分で課題を考えること、分からない点を質問すること、仲間と声を掛け合うこと。こうした行動は競技の場だけで完結せず、学校生活や日々のコミュニケーションにもつながります。どのような変化が生まれるかは一人ひとり異なりますが、普段と違う環境に出会うことは、自分の取り組み方を見直す機会になります。
2026年のBOSTA SPORTS FESTIVAL参加者によるキャンプレポートにも、技術面に加えて、海外の選手と話した経験や、自分で考えて行動する姿勢への気付きが記されています。実際の体験を読むと、スポーツを学ぶ時間が、人との関わりを学ぶ時間でもあることが伝わってきます。
学業・生活・国際環境も成長を支える
IMG Academyは、大学進学を前提にしたCollege Prepを採用し、少人数制の学習サポートによって学業とスポーツの両立を支えています。元サイトでは平均GPA3.66、アイビーリーグ合格者の輩出、スポーツ推薦による大学進学実績が紹介されています。

生活面では24時間のセキュリティ、寮スタッフの見守り、健康管理チーム、医療機関との連携、栄養士監修の食事といった体制があります。また、世界71カ国から生徒が集まる国際環境で、多様な背景を持つ人たちと学び、練習する経験ができます。これらはIMG Academy全体についての紹介であり、大分の会場に同じ設備や生活制度が設けられるという意味ではありません。
大分での2日間は、そうした教育の考え方に触れる入り口です。海外の育成環境をすべて体験するのではなく、コーチの指導を通じて、新しい視点を自分の練習に持ち帰る機会として考えると、参加の目的が明確になります。
選手を支える指導者・保護者の学びにも
クラウドファンドにご支援いただいた指導者・保護者向けには、APDの受講と、IMG Academyコーチ達による「人間力を高めるためには」をテーマにしたフォーラムの開催が予定されています。開催スケジュールなどは、決まり次第案内されます。
選手本人の挑戦を支えるためには、周囲の大人も学びの内容を知り、日々の練習や生活の中で対話することが役立ちます。参加後は「どんな練習をしたか」だけでなく、「何が印象に残ったか」「次の練習で試したいことは何か」といった話題を共有してみてください。成果を急いで決め付けず、本人の言葉を聞く時間をつくることも大切です。
APDの詳細と時間割は「競技・APD」ページでご確認いただけます。参加・支援・フォーラムについてのお問い合わせは、プロジェクトの問い合わせフォームをご利用ください。